国外不出の秘蔵ネコだったシャム猫

シャム猫は、その名のとおりシャム(現在のタイ王国)が原産で、
その歴史は意外に古く、14世紀の書物の中もシャム猫とおぼしき猫の記述がみられます。
当時のシャムでは猫は神聖な生き物とされ、特にシャム猫は高貴なペットとして
高く評価されていたので、国外に出されることがなかったそうです。

そんなシャム猫が初めて国外に出されたのは1884年。
当時のシャム王朝がイギリス総領事への贈り物として譲ったシャム猫がイギリスに渡ったのです。
その特徴的な毛色やスリムで優雅な姿から、このエキゾチックな猫はたちまちイギリスで
大人気になったといいます。

日本にシャム猫が入ってきたのは、明治後期。当時のイギリス大使の家庭で飼われていたことや、
上野動物園で飼育されていたことが記録されています。
一般に知られるようになったのは戦後になってから。アメリカ進駐軍を通して紹介され、
外国生まれの血統書つきペットとして全国に広まっていきました。

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